ラストワントリートメントは、歯周病をお薬で改善する「歯周内科治療」をもとにしたオーダーメイドの歯周病治療です。
歯周病は、歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)に細菌が入り込み、歯ぐきやあごの骨の組織が破壊されていく病気です。症状が進行してあごの骨がなくなっていくと、最後には歯が抜け落ちてしまいます。
ラストワントリートメントでは、治療を始める前に、
を行います。
これらの検査結果をもとに、歯周内科治療をベースとしたさまざまな治療を組み合わせ、患者さま一人ひとりに合わせた治療メニューを組み立てていきます。
この治療法は、歯周病の改善に必要な治療を、適切なタイミングで行うことで、外科手術をすることなく歯周病を改善できるのが特徴です。痛みが少なく、通院回数も少なくて済むため、あまり負担を感じることなく、短期間で治療を終えることができます。
(※お口の中の細菌をモニターに映してリアルタイムで確認することができる顕微鏡)
ラストワントリートメント | 150,000円~(税別) |
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※自費診療です
スケーリング・ルートプレーニング(SRP)とは、専用器具で歯の表面や歯の根についたプラークや歯石を除去する処置のことです。先端の鋭い器具で硬い歯石を取るため、痛みが発生することがあります。
しかし、当院独自の歯周病治療「ラストワントリートメント」では、飲み薬で歯周病菌を減らして歯ぐきの炎症が治まってからSRPを行うため、処置の際に発生する痛みを軽減することができます。
SRPを保険診療のルールに従って行う場合は、お口の中を6ブロックに分けて、1回の診療で1ブロックずつ行いますので、お口全体のSRPの完了には6回の通院が必要です。そのため、既に処置を終えてキレイにしたブロックも、未処置のブロックから細菌感染が起こらないよう注意する必要があります。
一方、ラストワントリートメントは自費診療なので、2~3回の施術でSRPを終えることができます。何度も通院する必要がありませんので、未処置のブロックから感染が広がるリスクを抑え、SRPをより効率的に行うことが可能です。
なお当院のSRPは、学会に技術を認められた「日本歯周病学会認定歯科衛生士」を中心とした、歯周病治療のプロフェッショナルチームが担当します。そのため、歯周病の原因となるプラークや歯石を徹底して除去することが可能です。
治療の副作用:治療後に歯がしみる可能性があります。出血を伴う可能性があります。歯ぐきが少し下がってみえる可能性があります。
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)は、専用の機械を使って歯科衛生士が行うお口と歯のクリーニングのことで、歯周病の治療や予防に役立ちます。
当院の歯科衛生士は、日本歯周病学会認定歯科衛生士を中心とした、歯周病治療のプロフェッショナルです。認定歯科衛生士は歯周病治療の知識・技術を学会から認められていますので、普段の歯磨きでは落としきれない汚れをより的確に取り除くことができます。
治療の副作用:効果には個人差があります。出血を伴う可能性があります。歯ぐきが少し下がってみえる可能性があります。
内服薬を使って歯周病を改善していく治療を「歯周内科治療」といいます。
歯周病菌(歯石やプラーク)を取り除く際に、炎症が起きた歯ぐきに治療器具が触れると、痛みが発生しやすいものです。そこで当院では、まず飲み薬を服用して体の中から歯周病菌を減らし、歯ぐきの炎症を抑えてから歯周病治療を進めていくようにしています。
従来の歯周病治療に比べて痛みや不快感が少なく、症状も改善しやすいことが特徴です。
治療の副作用:抗生物質のため、人によってはアレルギー反応が起こる場合があります。
3DSとは「Dental Drug Delivery System」の略で、特に歯周病のリスクが高い人に効果的な、マウスピースを使用した除菌方法です。
専用の薬をマウスピースに入れて一定時間装着し、その薬効で歯の表面の細菌を殺菌。歯周病の症状を改善し、再発を予防することができます。
治療の副作用:クロルヘキシジン配合の薬剤により、アレルギー症状がでる可能性があります(発生頻度は極めて低いですが、お薬のアレルギーがある方は事前に申請してください。)薬剤の使用により、歯の表面に着色する可能性があります。
レーザー治療は、歯周病菌の巣になっている歯周ポケット(歯と歯ぐきの溝)に殺菌作用のあるレーザーを当て、歯周病の症状を改善させる治療法です。
光を当てるだけですので、痛みや不快感もほとんどなく、体へ負担の少ない治療ができます。またレーザー治療には、歯ぐきの炎症を改善したり、出血を抑える効果もあります。
治療の副作用:痛みの感じ方には個人差があります。
当院では、殺菌効果のあるPOICウォーターという機能水を取り入れています。
POICウォーターは、歯周病菌を破壊しやすくしてくれるため、うがいに使用するだけで歯周病の改善効果を得ることが可能です。
治療前にPOICウォーターでうがいをしていただいたり、ご自宅でもPOICウォーターを使用していただいたりすることで、プラークが分解されやすくなります。そのため、毎日のブラッシングの効果が上がります。
治療の副作用:効果には個人差があります。
お口に合っていない詰め物・被せ物は、清掃不良を招きます。また、噛み合わせの負担が一箇所に集中しすぎる原因ともなります。そのため、歯周病を重症化させることにつながるのです。
患者さまの現在の詰め物・被せ物がお口に合っていない場合、お口に合ったものへと作り変える「詰め物・被せ物の修正治療」で、歯周病の改善を図ることが可能です。
治療の副作用:土台となるご自身の歯を削る必要があります(削る量は材質や個人差によります)。歯の状態によっては神経の治療が必要になる場合があります。治療時に出血を伴う可能性があります。
歯周病は生活習慣病のひとつなので、歯周病を改善するには、患者さまご自身に生活習慣を見直していただかなければなりません。そのため、患者さまの協力が不可欠な治療と言えます。
当院では、生活習慣や食習慣を改善するための方法をご提案しています。患者さまお一人おひとりのお口の状態やライフスタイルに合わせて、日本歯周病学会認定歯科衛生士の資格を有する歯科衛生士が中心となり、歯周病を改善・予防するために必要なアドバイスをいたします。
治療の副作用:効果には個人差があります。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
午前:9:00~12:30
午後:14:00~17:30
△:8:30~15:00
休診日:日曜・祝日